法事とは、故人の遺徳を偲び、仏法を聞かせて頂くのための法要をさします。
神道で、仏教の法事にあたるものは霊前祭、もしくは霊祭になります。
引出物は、もともと馬を庭先に引き出して贈ったことに由来します。やがて、
馬の代わりに馬代(うましろ)として金品を贈るようになりました。引き出物は
酒宴の膳に添える物品や、招待客への土産物をさすようになりました。
香典返しや法事のお返しにも引出物という言い方をします。必ずしも慶事のみとは限りません。
法事・霊祭・記念式の内容
◆仏教
法事とは、故人の遺徳を偲び、仏法を聞かせて頂くのための法要をさします。
初七日 - 7日目 遺族、親族、友人・知人などで供養し、
読経・焼香のあと会食をします。
(葬儀当日に行うことも多いです。)
二七日忌 -14日目 遺族で供養します。読経・焼香は省略することが多いです。
三七日忌 -21日目 同上
四七日忌 -28日目 同上
五七日忌 -35日目 遺族、親族、友人・知人などで忌明けの法要を行い
ます。
六七日忌 -42日目 遺族で供養。読経を省略することが多いです。
七七日忌 -49日目 遺族、親族、友人・知人などで忌明けの
法要・会食を行います。
百ケ日忌 -100日目 遺族、親族で供養。読経を省略することも多いです。
一周忌 -満1年目 遺族、親族、友人・知人などで供養を行った後に
会食をします。
三回忌 -満2年目 同上
七回忌 -6年目 遺族、親族で供養し、七回忌以降は少しずつ規模を
小さくするのが一般的です。
十三回忌 -12年目 遺族だけで行うことが多いです。
十七回忌 -16年目 同上
二十三回忌 -22年目 同上
二十七回忌 -26年目 同上
三十三回忌 -32年目 同上。
区切りの年忌法要です。ここで終了するのが一般的です。
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◆神式
神道で、仏教の法事にあたるものは霊前祭、もしくは霊祭になります。
翌日祭 葬儀の翌週 遺族で拝礼
十日祭 -10日目 遺族で拝礼
二十日祭 -20日目 遺族で拝礼。省略することも。
三十日祭 -30日目 遺族で拝礼
四十日祭 -40日目 遺族で拝礼。省略することも。
五十日祭 -50日目 神官、親族や友人・知人を招いて盛大に行う。
この日で忌明けとすることが多い。
百日祭 -100日目 遺族で礼拝。省略することも。
一年祭 -1年目 親族、友人・知人も招いて盛大に。
本来は、この日が忌明け。
二年祭 -2年目 遺族で礼拝
三年祭 -3年目 神官、親族なども招いて盛大に
五年祭 -5年目 神官、親族なども招いて盛大に
十年祭 -10年目 神官、親族なども招いて盛大に
五十年祭 -50年目 遺族で礼拝
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◆キリスト教式
亡くなった日(命日)には、記念式を行います。プロセスタントとカトリックで違いがあります。
◆プロテスタント
亡くなった日より、一週間目か、十日目、または一ヶ月の命日に記念式を行います。
以後、一年目、三年目、五年目のご命日に記念式を行います。
◆カトリック
亡くなった日から三日目、七日目、三十日目、その後は毎年、命日に追悼ミサを行います。
のし紙の種類
法事の引出物は、紺白5本の水引で結んだ「結び切り」(固結びともいいます)の のし紙を使用します。弔事として、二度と繰り返さないようにとの意味があります。